イヌ人工神経移植後における末梢神経再生の評価
中村達雄、清水慶彦、遠藤克昭
末梢神経の再建方法として、犬の腓骨神経においてポリグリコール酸(PGA)-コラーゲン複合チューブを用いて80mmの長さの末梢神経を再生させ、主に歩行運動機能について検討したので報告する。 17頭の体重8~15㎏のビーグル犬を使用し、12頭については左腓骨神経に長さ80mmの欠損部を作製し、そこに人工神経を補填したインプランティッド・グループと全く手術操作を行なわないノーマル群を対象とした。再生神経の評価は、電気生理学的評価、歩行運動機能評価を行なった。電気生理学的評価に関してインプランティッド・グループで
日本理学療法士協会 『第37回日本理学療法学術大会(演題抄録集)』