高度の視野・視覚障害、記憶障害を呈した症例の独居生活に向けたチームアプローチ
中田幾子齋藤嘉子小池伸一
リハビリテーション・ケア合同研究大会 札幌2012
一般社団法人日本リハビリテーション病院・施設協会 一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会 全国地域リハビリテーション研究会 一般社団法人日本訪問リハビリテーション協会 全国老人デイ・ケア連絡協議会
札幌コンベンションセンター
両側頭案内側、右視床梗塞により、高度の視野狭窄、視覚失認、記憶障害、注意障害、病識低下と様々な高次脳機能障害を呈した独居生活の症例を担当した。発症前は活動的であった症例の「一人で外出したい」という思いに応えるため、リハビリテーションでは早期の家屋調査を実施し、独居生活で予測される問題点に対して高次脳機能訓練を行った。病棟スタッフとの協業では病棟内ADL自立に向けた環境調整を行い、医師とは退院後の外出方法や、一人で外出した際の緊急連絡手段の方法の検討、家族には症例の状態と今後必要なサービスや関わり方などの伝