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Basic information
このたびの新型コロナ感染症の影響下で、医療現場の過酷な状況を目にし、あらためて自分自身や家族の生と死を考えた人も少なくないと思われる。このような苦しみに人類はどのように向き合ってきたのだろうか。臨床現場の生死から一旦、生活者の視点に立って生死を捉えてみたとき、そこには人々の切なる祈りの姿があり、それに応えてきた仏教者の姿あったことに気づく。その形である仏像・仏画を通して仏教の生死観と救済はどのようなものであるのかを学び、ケアをする自分自身と、対象者の「いのち」と救いについて考える機会としたい。またアーユルヴェーダやチベット医学などの伝統医学では、「いのち」をどのように捉えているのかを学び視野を広げる。そして、近年注目されている統合医療に触れ、リラクセーションや瞑想などの実践を通して心身を整える方法を学んでみよう。 |