ウェアラブルセンサーデバイス(WSD)を用いて膝関節疾患患者における身体活動量(PA)を計測し、その特徴について検討した。膝関節疾患で外来通院中の患者23名(男性10名、女性13名、平均51歳)と膝関節疾患の既往がない健常者28名(男性12名、女性16名、平均28歳)を対象とした。両群のPAおよび歩数の比較では、患者群のMVPA(Moderate-to-Vigorous Physical Activity)・Long-bout MVPA・歩数が有意に低値で、LPA(Light Physical Activity)が高値となった。Sedentaryの差異はなかった。MVPAをより細分化したMPA(Moderate Physical Activity)・VPA(Vigorous Physical Activity)のいずれも患者群で低値となった。PAと歩数の相関に関してはSEDとLPAで有意な相関がみられなかった一方、MVPAとは強い正の相関がみられた。MPAとVPAに分けた場合には、MPAとは同様に強い正の相関があったが、VPAとは弱い正の相関となった。本研究におけるWSDによるPA評価では、膝関節疾患患者のMPA・VPA・Long-bout MVPAが少ないという結果になった。