Vikappana/Kappiya in the Parivara of the Pali Vinayapitaka
仏教の教団法をまとめた律文献には「浄法」と呼ばれる特殊な概念が存在する。この浄法は仏教教団が現実社会との関係の中でどのように変化してきたを知る上で重要な要素である。本論文では諸律のうちで、特にパーリ律の付録的な部分であるパリヴァーラに現れる浄法の具体的な用例をすべて抽出しその全体像を解明した。その結果、パーリ律パリヴァーラにおける浄法の特殊性や意義が明かとなった。(総19頁)
『浄土学佛教学論叢』髙橋弘次先生古希記念論集(山喜房佛書林)
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