『観経疏伝通記』見出し

浄土宗三祖良忠は、その該博な知識をもって善導の五部九巻に対して、すべての注疏を撰述した。中でも『観経疏伝通記』15巻は仏教資料のみならず、ひろく中華の経史などを縦横に引いて、善導浄土教そして宗祖法然の浄土宗義の、対通仏教への客観性と普遍性を打ち出した注疏である。これまでこの大著の索引がなかったため不便であった。そこで「見出し」によって『観経疏』本文と対照を示すことで、参看し易くした。

知恩院浄土宗学研究所『浄土宗学研究』

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