梁啓超の『國民淺訓』について(一般研修、研修課題「戊戌変法運動研究」)
若杉邦子
佛教大学中国言語文化研究会 第35回研究発表会
佛教大学中国言語文化研究会
佛教大学紫野キャンパス7-102
梁啓超の『國民淺訓』は1916年5月に商務印書館より発行された。袁世凱における帝政の動きに反対する梁は、1915年末に南下し、蔡鍔らを助けて護国軍の組織に参画した。各地に反袁の起義が伝播し、成功していく中、16年3月末、同運動のため広西に転じていた梁は現地で熱病にかかり、回復後、わずか三日でこの書を書き上げた(自序)。袁世凱は本書が出版された翌月、1916年6月6日に死去した。本書の中には、梁啓超の脳裏にあった「すぐれた国民」において必要な知識と必須の態度とが十三章にわたって述べられている。本発表では上記の内容について具体的に紹介した。