精神科医療機関における発達障害診療の課題ー過剰診断と過小診断について
漆葉 成彦
発達障害という用語が、一般社会に広く知られるようになるにつれて、これまでは主に成人の精神障害の診療をしていた精神科医療機関が、発達障害の特性を持つ人の支援を行うことが増えてきた。それに伴い過剰診断と過小診断の弊害が起こる可能性がある。精神科医療機関においても医療モデルにこだわることなく社会モデルを柔軟に取り入れることによってこの問題が解決につながると考える。
日本の科学者
メトロポリタンプレス
2024 Vol.59