着衣障害に対し代償的アプローチを用いて更衣動作を獲得した症例
林達也,小池伸一,齋藤嘉子
リハビリテーション・ケア合同研究大会 長崎2014
日本リハビリテーション病院・施設 回復期リハビリテーション病棟協会 全国デイ・ケア協会 日本訪問リハビリテーション協会 全国地域リハビリテーション研究会 全国地域リハビリテーション支援事業連絡協議会
長崎県長崎市
【はじめに】 着衣障害を呈した症例に代償的方法による介入を行った結果、更衣動作の改善に至った。 【症例】 60歳代男性、右利き。ラクナ梗塞による中等度左片麻痺。発症後25病日目に当院転院。 【作業療法評価】 JCSはⅠ‐1、Br-sは左上肢Ⅲ‐手指Ⅱ‐下肢Ⅴ、表在覚・深部覚に障害を認めた。高次脳機能は重度注意障害、軽度左半側空間無視、構成障害あり。記憶機能は年齢相応、身体失認も認めなかった。着衣では、前後左右の確認不足、襟元・袖口など見つけた穴へと上肢を通してしまい、中等度の介助を要した。脱衣は自立であっ