宋代都市の税と役
キーワード:唐宋変革 都市 両税 役本研究は,宋代の都市における税と役について論じた。税に関しては,所有する土地に賦課される両税法が施行されていたが,その賦課に際しては,その地が耕作地かどうかで賦課が決定し,都市内の土地であるかどうかは無関係であった。また役に関しては,役負担戸に対して10等に区分して累進賦課したが,都市の人口規模に反比例して,役負担戸が末端にまで及ぶことなどを指摘した。
『唐宋変革研究通訊』
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