論文

基本情報

氏名 山本 直美
氏名(カナ) ヤマモト ナオミ
氏名(英語) YAMAMOTO NAOMI
所属 【教員用】 通学課程 保医技学部 看護学科
職名 教授
researchmap研究者コード 6000002626
researchmap機関 佛教大学

題名

COVID-19感染拡大によって代替実習を経験した学生の思い 看護基礎教育における学内実習の可能性を検討する(原著論文)

単著・共著の別

共著

著者

山本 純子, 谷地 季子, 登喜 和江, 山本 直美

担当区分

概要

本研究の目的は、COVID-19感染拡大によって臨地実習ができず代替実習を経験した看護学生の思いを明らかにすることである。看護系大学に在籍し2020年度に領域別実習を履修した看護学生を対象に、無記名自記式質問紙調査を実施した。実習への満足度と知識・技術・態度の達成度は5段階評価で回答を求め、記述統計を行った。卒業にあたっての思いへの問いは自由記述で回答を求め、質的帰納的に分析を行った。結果、実習の達成度の平均値は、知識4.0(±0.78)、技術2.5(±0.98)、態度3.7(±0.96)で、実習の満足度の平均値は3.1(±0.79)であった。代替実習を経験した看護学生は、実習形態の変更を余儀なくされたことで、学びの機会を【失った感】があり、経験不足による【不安】や【不確かさ】を感じる一方、学内実習での【手ごたえ】を得て、卒業後の活躍への【期待感】を抱いていた。学生は、実際に患者へ看護を提供できなかったことにより技術面への不安を感じながらも、臨地実習で困難感を抱きやすい看護過程の展開の課題に対し、グループ学習により時間をかけて取り組めたことで知識面の理解を助け、達成度を高めることにつながったと考えられる。学内実習は臨地実習の代替ではなく、学習教授方法の一つの選択肢とすることが可能ではないかと考える。そのためには、ICT環境やシミュレーション教育の充実といった教育環境の整備や教育の質を高めていくことが求められる。

発表雑誌等の名称

千里金蘭大学紀要(1349-6859)

出版者

19号

開始ページ

41

終了ページ

49

発行又は発表の年月

2023/02

査読の有無

招待の有無

記述言語

掲載種別

国際・国内誌

国際共著

ISSN

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