医薬品ネット販売の権利確認等請求事件 : 最二小判平成二五年一月一一日(民集六七巻一号一頁)
宮村教平
本稿は、薬事法改正に伴う医薬品のインターネット販売の禁止に対して、既存の販売事業者らが訴えた事案の最高裁判決の評釈である。本判決において、法規命令が委任の範囲内にあるかが問われた従来の判決とは異なる、「授権趣旨の明確性」が問われた点、および国会の立法「意思」が強調された点について説明を試みた。
阪大法学
大阪大学法学会
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info:doi/10.18910/67988
120006416560