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基本情報
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| 氏名 | 権田 浩美 |
| 氏名(カナ) | ゴンダ ヒロミ |
| 氏名(英語) | GONDA Hiromi |
| 所属 | 【教員用】 通学課程 文学部 |
| 職名 | 特別任用教員 |
| researchmap研究者コード | 5000041862 |
| researchmap機関 | 佛教大学 |
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〈物象詩〉の詩人として詩史にその名を刻む丸山薫は、モダニズム詩から主知的抒情詩、そして戦争詩を手掛けるという日本の近代詩人としては、一つの典型的なパターンをたどったといえる。一方で、文学的出発時に、当時〈コント〉と称された短篇小説を手掛け、また詩との創作を並行させるという、所謂二刀流に文学者であったことに、特色を見出すことができる。
丸山が自身の文学的世界を確立した大正後期から昭和初期は、様々な局面で世界が流動していた時代である。そうした目まぐるしい時代の動きに鋭敏に反応し、海外の最新の文学思潮を受容するなど、常に時代の最尖端であり続けようとしたモダニズムに傾倒した丸山の文学的営為には、同時代の詩壇・文壇の動向の影響が強くあらわれている。また第三高等学校時代から交流を有していた昭和初期を代表する文学者たちとのかかわりもある。同時代文献を精査し、約100年前にもあった、韻文と散文が奇妙に交錯した文学の在りようを考察することによって、丸山薫の戦前の文学的営為の内実を考究する。