社会福祉の歴史
田中和男、石井洗二、倉持史朗
本コラムでは、占領期社会福祉改革において占領軍の一員として大きな役割を果たしたD.ウィルソンの経歴と活動内容を紹介した。D.ウィルソンはニューディール下の1936年にシカゴ大学社会行政大学院を修了し、その後占領期に来日し、1947年から1948年までGHQ/PHW福祉課で日本のソーシャルワーク教育の整備に従事した。この経歴からも分かるように、D.ウィルソンは社会改革志向を強く持ち、ソーシャルワーク教育でも社会改良家の養成を目指した。
【コラム6】ニューディーラーと戦後福祉改革ーD.ウィルソンを中心にしてー
法律文化社