(研究ノート)鳥取こども学園における社会福祉史資料保存作業の経過と今後の課題
小池桂
本稿は2008年8月から取り組まれてきた鳥取こども学園における史料保存作業の経過と課題を述べたものである。第1に社会福祉資料保存の意義と鳥取県の現状を述べた上で、鳥取こども学園での資料保存作業の経過を振り返った。そして整理された資料の概要を述べ、最後に今後の課題を2点述べた。第1点は整理された資料の公開方法を明確にすること、第2点は資料の保存が最終目的でなく、今日的な問題関心からそれを分析・考察する必要があることである。
鳥取地域史研究
鳥取地域史研究会
第25号