日本語と中国語における言語構造とその原理―名詞中心構造と動詞中心構造―
土佐朋子
日本語は事象を名詞化して把握する傾向にあり、文の構造も名詞句が中心となっている。一幅の絵画のように静的な構造であり、新たな概念を名詞化して導入する言語である。それに対して、中国語は動詞を中心とした構造で事象を認識し、言語の構造も動詞が中心となる。
比較文化研究
日本比較文化学会
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