2項目自尊感情尺度を用いた状態自尊感情の測定―実験的に操作された場面想定法による妥当性の検討―
箕浦有希久・成田健一
2項目自尊感情尺度(TISE)を用いた状態自尊感情測定の妥当性検討を目的として,学生292名を対象に実験的に操作された仮想シナリオを用いた場面想定法で質問紙調査を行った。ポジティブ・ネガティブな出来事の結果を経験した回答者群間の平均値の比較から基準関連妥当性を,既存尺度(阿部・今野,2007)との有意な正の相関から併存的妥当性を確認した。尺度の内的一貫性と,シナリオの内容の違いを越えた妥当性の側面も確認された。
パーソナリティ研究
日本パーソナリティ心理学会
25
2
1348-8406
10.2132/personality.25.151
130005410816
https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/25/2/25_151/_pdf/-char/ja