ローマ人の心 ―古代帝国の実像に迫る―
南川高志
「人類が最も幸福だった時代」と評されているローマ帝国の最盛期に生きた人々の「心」を、歴史学の立場から解明しようと試みた書物である。帝国のエリート階層から首都ローマの民衆や属州の住民まで、帝国に暮らす多様な人々の生活や人生の諸局面を観察し、心の拠り所や生きがいを明らかにして、従来のローマ帝国史研究とは異なる次元での帝国の実像把握に取り組んだ。ローマ人が大量に残した碑銘、特に墓碑を数多く紹介し、現代との相違点と共通点が理解しやすいように工夫している。
全部
1-336頁
講談社
344頁
978-4-06-542065-2