ラジオ波温熱刺激を用いた変形性関節症の疼痛抑制効果に関する研究
日本学術振興会
科学研究費助成事業
高橋 謙治小澤 一史
基盤研究(C)
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23590723
Hartley guinea pigは膝関節OAが自然発生する。guinea pigの右膝関節を動物用小型ラジオ波発信器でラジオ波照射した。経時的に膝関節を採取し、細胞の老化、細胞死と関連しOAの進展防止に重要であるautophagyのマーカーであるULK1 およびBeclin1の免疫組織化学を行った。正常軟骨ではautophagyが見られるのに対し、OA軟骨では軟骨の変性程度と関連して低下していた。照射によりautophagyが活性化し、OA治療効果につながる可能性を見いだした。また1カ月に1回、6カ月間ラジオ波照射を行い、OAの組織学的重症度を評価したところOAの進行が抑制された。