整形外科学領域における逆転写―定量PCR(RT-qPCR)法で使用する安定な参照遺伝子選択の重要性
渡部 寛石井 寛高大島 康史高井 信朗小澤 一史
標記RT-qPCR法を用いた発現定量解析は、整形外科学領域でも病態発症・進行の分子機構解明に欠かせない研究手法となっている。最適な参照遺伝子選択法として、geNorm、Normfinder、BestKeeperの3つのアルゴリズムおよびRefFinderソフトウエアの特徴について概説した。次いで、変形性膝関節症滑膜を例に最適な参照遺伝子選択の重要性について述べ、さらに整形外科学領域が対象とする組織・細胞に最適な参照遺伝子を紹介した。
日本医科大学医学会雑誌
日本医科大学医学会
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10.1272/manms.15.24
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007620564https://doi.org/10.1272/manms.15.24https://www.jstage.jst.go.jp/article/manms/15/1/15_24/_article/-char/ja