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基本情報
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| 氏名 | 野谷 啓二 |
| 氏名(カナ) | ノタニ ケイジ |
| 氏名(英語) | NOTANI Keiji |
| 所属 | 【教員用】 通学課程 文学部 |
| 職名 | 特別任用教員 |
| researchmap研究者コード | 1000241339 |
| researchmap機関 | 佛教大学 |
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『荒地』(The Waste Land 1922)の詩人としてモダニズム文学の旗手であったT.S.エリオットは1927年に受洗し、イングランド教会アングロ・カトリック派の倍者となった。キリストへの帰依は、彼の価値基準に照らせばマイナー宗教詩人に転落する危険性を孕み、当時深まりつつあった女性エミリ・ヘイルとの婚外関係が、宿仰の道を踏み外す契機(罪源)となる状況を現出させた。入信は単純に救済にはつながらずむしろ試練となったのである。本稿は、神の愛と人間の愛の、二つの愛に引き裂かれたかに見えるエリオットの霊的葛藤こそが、詩を生成する「磁場」となったとの立場から、Ash-Wednesday (1930)をキリスト教神学の助けを借りて読み解く。