宋代文人士大夫の絵画制作・鑑賞に関する研究―北宋後期を中心に―
日本学術振興会
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
竹浪 遠呉 孟晋植松 瑞希西尾 歩苫名 悠
基盤研究(C)
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K02271/16K02271seika.pdf
中国史において宋代(960~1279)は、近世への重要な転換点と言われている。絵画史においても、水墨技法の発達、山水画や花鳥画の高度な写実性の獲得、文人画の確立などが起こり、以後の中国絵画史の流れを決定づける働きをした。このような重要な時期でありながら、約1千年~700年前という時間的な経過のため、不明な事象は数多く、課題が山積している。本研究はこの状況を打開するために、国内外の貴重な現存作品の調査に加え、豊富に残る当時の文人士大夫たちの詩文集に注目し、そこに散在する絵画を中心とする美術関連の記述を抽出し一覧表に整理した。そして、作品、文献両面の調査結果を活かし、論文と報告書を執筆した。