本稿は医療系専門職団体の継続学習支援システムのうち,特に研修体系に焦点を当て,各団体の継続学習支援の手法を考察し,ソーシャルワーク専門職団体への示唆を得ることを意図している。日本医師会,日本看護協会,日本薬剤師会の資料を検討した結果,継続学習が一義的には専門職自身に責任があるとしつつも,専門職団体が指針や手引き等を公表し,説明責任を果たそうとしている点で,専門職団体が継続学習を積極的に支援しようとする姿勢を把握できた。今回考察した3団体の継続学習支援システムは,コンピテンシーベースドに彩られた継続的専門能力開発(ContinuingProfessional Development : CPD)と判断できる。近年注目される学びの多様性やリフレクションの観点から,3団体の学習支援の手法に対し批判的な考察が求められる。しかし,3団体とも非会員の専門職も生涯学習支援システムの対象にしている点で,当該専門職全体の質の向上に寄与しようとする専門職団体の公益性を見いだすことができる。
専門職団体
継続学習支援システム
継続学習
継続的専門能力開発
CPD
identifier:DF004800010404