力学刺激によるPGE2/NGF/MMP産生機構に注目した変形性膝関節症の病態解明
日本学術振興会
科学研究費助成事業 基盤研究(B)
大阪大学
中田 研前 達雄金本 隆司下村 和範
基盤研究(B)
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H03782
変形性関節症(OA)の病態におけるメカニカルストレス(力学刺激)の関与について、複数の新知見を得た。まず、関節軟骨由来細胞の三次元培養にアテロコラーゲンゲルを用いることによる遺伝子発現および細胞挙動の変化についての知見を得た。三次元培養下のヒト関節軟骨細胞へのメカニカルストレスが、炎症メディエーターやマトリックス分解酵素、疼痛関連分子の遺伝子発現を促進し、一部のOA関連因子の遺伝子発現は、炎症性サイトカイン刺激とメカニカルストレスによって相乗的に促進されることを示した。関節内組織の変性を定量化する手法を新規に考案し、組織変性と遺伝子発現及び炎症性サイトカイン分泌の関係についての知見を得た。