謝霊運『金剛般若経注』の基礎的研究(下)―僧肇撰と伝えられる『金剛経註』一巻との関係について―
『大日本卍続蔵経』第1輯第38套第3冊208葉~218葉に、晋 僧肇撰「金剛経註」1巻として収められている書が、実際には謝霊運の「金剛般若経注」であることを証明しようとしたもの。この説は、最初に宇井伯寿氏が唱えられた。
佛教大学文学部論集
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