“国民性” (Nationality) 问题意识及其话语,在东亚肇始于明治日本,并在中日甲午战争( 1894-1895 ) 、日俄战争(1904-1905 )两场战争期间,伴随着民族主义( nationalism )的高涨,衍生并固定为今日之所见汉字形态的"国民性"( kokuminsei )一词。几乎在同一时期,伴随着中国留日学生译介和著述的活跃,该词也被引入到汉语中来,从而成为现今中文里的"国民性.. (guómínxìng) 一词。该词在20 世纪中国"国民性" 话语建构中发挥了重要作用。这既是本书的概述,也是结论。那么,这个结论是怎么获得的呢?这是本书所要讲述的内容。
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「国民性」の問題意識とその言説は、明治時代の日本で始まり、日清戦争および日露戦争の2つの戦争期間中に、民族主義の高まりとともに派生し、最終的には今日見られる漢字の形態として「国民性」として確立された。ほぼ同じ時期に、中国の留学生による翻訳と執筆の活発な活動に伴い、この言葉は中国語にも導入され、現代の中文における同漢字形態の「国民性」の一語となった。この語は20世紀の中国の「国民性」の言説構築に重要な役割を果した。本書は思想史の背景に基づいて、この言葉の変遷と伝播の過程を探り、今日の意味を明らかにしている。
本書は「学衡爾雅文庫(近代概念史シリーズ)」第1輯の一冊であり、序文、第1~4章、結び、後書き、付表、索引で構成され、195ページからなる。本書を通じて、国民性という言葉において日中の近代思想文化交流を見ることができ、また「nationality」という言葉が日本語の「コクミンセイ」からどのようにして中国語の「国民性Guominxing」に変化したかを理解することもできる。これは中文の教材として読むだけでなく、教養書としても読むことができる。