本论探讨日译本安特莱夫中篇小说《七死刑囚物语》与鲁迅的关系,在通过鲁迅书信和《周作人日记》还原鲁迅委托周作人在东京购书这一环节的基础上,又从文本层面考察了《七死刑囚物语》主人公之一、雇农“伊万·扬松”这一人物形象与《阿Q正传》人物塑造之关联,发现阿Q的许多特征,尤其是在“大团圆”结局中面对死亡时的心理表现,与安特莱夫笔下的“伊万·扬松”有一定的相似性,在论证日译本《七死刑囚物语》应列入鲁迅“目睹书目”的同时,也通过鲁迅读取该作品的着眼点,揭示出《阿Q正传》的独特性,亦源自作者观察生活,汲取素材的独特眼光。而这一点,在鲁迅的阅读与创作关系当中具有普遍性。关键词:安特莱夫 七死刑囚物语 鲁迅 阿Q正传 周作人
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《七死刑囚物語》と阿Qの「大団円」
本論は、日訳版アンドレエフの中編小説《七死刑囚物語》と魯迅の関係を検討する。魯迅の手紙や《周作人日記》を通じて、魯迅が周作人に東京で書籍を購入するよう依頼した経緯を復元した上で、テキストの層面から《七死刑囚物語》の主人公の一人である雇農「イワン・ヤンソン」の人物像と《阿Q正伝》の人物造形との関連を考察する。阿Qの多くの特徴、特に「大団円」結末で死に直面した際の心理的表現が、アンドレエフの「イワン・ヤンソン」と一定の類似性を持つことが明らかとなった。日訳版《七死刑囚物語》を魯迅の「目睹書目」に含めるべきであると論じる一方で、魯迅がこの作品を読み解く際の着眼点を介して、《阿Q正伝》の独自性が、作者が生活を観察し素材を採り入れる独特な視野に由来していることを明らかにする。この点は、魯迅の読書と創作の関係において普遍性を持つ。 キーワード: アンドレエフ、七死刑囚物語、魯迅、阿Q正伝、周作人