家族への意図的な治療介入を実施した思春期強迫性障害への認知行動療法
藤岡 勲 野中 舞子
児童期・思春期強迫性障害の認知行動療法プログラムのなかでも、母親の不安傾向が強く、家族が抱える課題が複雑かつ深刻で、本人だけではなく家族にも積極的な介入が必要であった思春期強迫性障害の事例を検討した。そして、家族が抱える課題が複雑かつ深刻な場合における、思春期強迫性障害に対する認知行動療法を行う際の要点を示した。
心理臨床学研究
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