多発する国際紛争を題材にした国際理解・平和の学習―高等学校における実践事例の検討―
キーワード:地理歴史科、公民科、国際理解教育、参加型学習本論では、「社会認識の深まり」「生徒の主体的な関わり」を視点として、「紛争」を扱う3授業事例(高等学校)を分析した。結論では、授業構築の際の留意点として、学習する理論としてのスキームを明確にすること、スキームと生徒の実感を結びつけるために教材は具体的・典型的な教材を措定すること、カリキュラム編成原理と授業構成原理を吟味して単元の構造を整合性のあるものにすること等を提案した。
佛教大学教育学部論集
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