初等音楽教育における教師の実践的力量に関する研究 ―新人教師と熟練教師の教授行為の比較を中心として―
本研究の目的は,①初等音楽教育において教師のとる教授行為にはどのような種類があるかを明確にすること,②新人教師と熟練教師の間には,教授行為の差異が存在するのかということの解明に接近すること,である。研究の結果,教授行為を「言葉による働きかけ」「音楽を通した働きかけ」「その他の働きかけ」の3側面からカテゴライズし提示した。また,新人教師と熟練教師の間に教授行為の差異は存在することが明らかとなった。
湊川短期大学紀要 (湊川短期大学)
第42巻
pp.15-24