我が国におけるペアレント・トレーニングの現状と課題:ペアトレ のエビデンスをどう示すのか?
野村和代、上野茜、免田賢、井上雅彦、藤原直子、原口英之
日本認知・行動療法学会第39回大会
平成帝京大学、東京
現在、本邦でペアレントトレーニングを組織的に実施している2機関の効果研究の発表に基づき、我が国での研究の進展が十分ではない、エビデンスによる検証の可能性が論じられた。完全無作為ランダム配置が困難である以上、できるだけ臨床の倫理的な基準を満たした上で精密なデザインを組むこと、効果研究をおこなう際にできるだけ共通のアセスメント法を確立することなどが論じられた。