エビデンスを参照したパーキンソン病患者に対する理学療法の考え方と進め方
石井光昭
すくみ足に対する医学的治療には限界があり,理学療法士による取り組みは重要である.すくみ足の基盤にある病態は複合的である.また,基盤にある機能障害だけでなく,環境や認知・情動などの背景因子も影響し,すくみ足の発生する状況にはバリエーションが多い.したがって,すくみ足への対策では,基盤にある病態,背景因子,理学療法による改善効果に関する知見などの複数のエビデンス・情報を参照して,個別に最適の方法を選択するテーラーメイドなアプローチが必要である.
理学療法
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