卒後教育としての人体解剖実習実施の現状と課題
木村智子、分木ひとみ、河上敬介
平成12年度より卒後教育の一環として実施してきた人体解剖実習に参加経験のある191名を対象として無記名質問紙法によりアンケート調査を行ない、現状と課題について検討した。90%近くの参加者が勉強会の参加により、臨床への好影響を感じており、その必要性の高さを伺い知れた。一方で参加のための経費や業務調整の問題があり、複数回の参加が難しい現状にあった。臨床家がその技術を研鑽するためにも継続的に人体解剖実習を行なえる環境作りが必要であることを報告した。
日本理学療法士協会『理学療法学』
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