理学療法士・作業療法士養成施設の人体解剖実習に関する現状調査
河上敬介、宮津真寿美、小林邦彦、山崎敦、宇於崎孝
全国理学療法士・作業療法士養成校162校を対象として、質問形式のアンケート調査を実施した。人体解剖学実習実施率は84.7%であり、1998年度の調査より61.4%増加していた。しかし、実施状況は時間数、方法において要望を満たしていないことがわかった。これらの要因として、人体解剖保存法の解釈や運用の相違、人体解剖実習指導教官の不足などが挙げられる。人体解剖実習に関する認識を高め、人材を育成することで、さらに、教育の充実が図れることを報告した。
平成14年度科学研究費補助金研究成果報告書基礎研究(C)(1)コ・メディカルのための人体解剖のあり方と健康化学的情報の利用に関する研究