『語られた教祖──近世・近現代の信仰史』
幡鎌一弘編
本書は、2008~10年に天理大学おやさと研究所で行われた研究会「開祖論・教祖論の構築・脱構築」の成果をまとめた論文集であり、諸宗教教団の「教祖伝」の語られ方が考察されている。私は、「日蓮はどのように語られたか?─近代日蓮像の構築過程の文化分析」(pp.125-158)を分担執筆し、近代日本における多種多様な日蓮像の構築過程について分析した。 編者は幡鎌一弘、執筆者は井上善幸、遠藤潤、竹部弘、永岡崇、堀内みどり、宮本要太郎、計8名。
125-158
法蔵館