「宗教運動―『宗教運動論』の構築主義的アプローチ」
本論は、1996年6月に開催された「宗教と社会」学会第4回学術大会でのワークショップ「1980年代・宗教研究を読みなおす─ポスト宗社研の課題と展望」での報告をもとにした、宗教運動論に関する論考である。 先行研究を検討した上で、1960年代以降の社会運動論を紹介し、分析視点を個人に設定すること、宗教指導者と信者間の相互行為を分析すること、「宗教運動」が研究者の視点によって構築されていく過程に注目することの重要性を指摘した。
『宗教と社会』(「宗教と社会」学会)
別冊