「宗派化のなかの少数派 ―17世紀ブランデンブルグ選帝候領のユグノ―」
社会的規律化の効果を想定した宗派化と近世国家形成が不可分であった17世紀に、ブランデンブルク選定侯領では、ドイツ系臣民とは異なる信仰をもつ外国人を積極的に受け入れた。本稿では、こうした少数派住民が、領邦経営にとってどのような意味をもったのかを考察した。
『近世ドイツ語圏史の諸問題と研究の現状(文部科学省科学研究補助金「信仰派対立期ドイツに関する総合的研究」研究成果報告書)』