本年度は、研究遂行にかかわる条件を考慮して、次の3つの課題について検討作業を進めた。①雑誌『クルトゥラ』の創刊号(1947年)から1968年までの内容を、ポーランド内外の政治状況の変化と関連づけながら確認すること。②この間の文学研究所の活動について、編集長イェジ・ギェドロイツを中心に、編集活動に協力した知識人集団の情報を収集・整理すること。③日本にかんする情報を文学研究所に提供したヤヌシュ・モンドリィとギェドロイツとの往復書簡の分析を進めること。以上の課題についてはすでに収集した資料とオンラインによる調査にもとづいて行なった。並行して、研究動向の調査と論文の執筆を進める予定であったが、健康上の問題もあって遠方の図書館等に調査に赴くことができず、また、2020年3月頃からポーランドで刊行される書籍等を日本から購入することが困難となったため、十分には進んでいない。