ジャコバン主義の再検討:「王のいる共和政」の国際比較研究
日本学術振興会
科学研究費助成事業 基盤研究(B)
中澤 達哉近藤 和彦森原 隆小山 哲小森 宏美池田 嘉郎古谷 大輔小原 淳阿南 大
基盤研究(B)
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16H03499/16H03499seika.pdfhttps://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16H03499
本研究は、「王のいる共和政」の国際比較を通じて、近代ヨーロッパ共和主義の再検討を行った。この結果、ハンガリー、ドイツ、ポーランド、スウェーデン、オーストリアにおいて、「王のいる共和政」というジャコバン思想と運動が存在したことを解明した。さらに、これらの地域における「王のいる共和政」論の源流を、16世紀の政治的人文主義(political humanism)による古代ローマ共和政の近世的再解釈に見出した。加えて、この思想が啓蒙絶対王政を正当化するための主導的原理として機能したことを実証した。このようにして、この原理が1790年代の中・東欧において広範に拡大することになったのである。