コメニウスのデカルト批判再考2--『P.セラリウスの反論についての所見』(1667)を中心に――
相馬伸一
17世紀チェコの思想家コメニウスは、1642年にデカルトと邂逅したが、晩年に向かうにつれてその哲学説への批判を強めた。本稿では、『P.セラリウスの反論についての所見』をとりあげ、この作品の成立経緯と意義を論じ、全47節中の12節までの試訳を付した。
『佛教大学教育学部学会紀要』
佛教大学教育学部学会
第21号