急性期医療における認知症高齢者のための看護実践の方向性 パーソン・センタード・ケアを目指した教育プログラムによる検討
鈴木みずえ 山岸暁美 玉田田夜子 阿部慈美 村田康子 桑野康一 グレゴリー・オーダウド 水野裕
認知症看護認定看護師教育課程の受講生を対象に視聴覚教材を用いた教育プログラムを実践し、わが国の急性期病院における認知症看護の実践の方向性を検討した。フォーカスグループインタビューの結果9つの大カテゴリーが抽出され、パーソン・センタード・ケアの4つの要素すべて含まれていた。特に「人々の価値を認める」に関する病院理念や体制など、認知症高齢者とスタッフを支援するための病院の体制づくりの必要性が示唆された。
日本認知症ケア学会誌
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