全国書房ネットワークの総合的研究─戦時下~占領期における文学と出版メディア─
日本学術振興会
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
日高 佳紀浦西 和彦浅岡 邦雄西川 貴子増田 周子天野 知幸大原 祐治疋田 雅昭吉川 仁子
基盤研究(C)
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25370215/25370215seika.pdf
1940年代に大阪で創業し、戦後の占領期にメジャー出版社に比肩する業務を担った出版社「全国書房」の出版事業における作家と編集者、出版人を中心としたネットワークの全容を解明することを目指し、創業から1970年前後に至るまでの出版書籍の調査、1944~1949年に刊行された文芸雑誌『新文学』の分析、および、創業者である田中秀吉(故人)宅の所蔵資料調査などを行い、終戦前後の過渡的な時代における文学と出版メディアの関係について検討、研究期間終了後に取り組む成果出版のための基礎を構築した。