論文

基本情報

氏名 有田 和臣
氏名(カナ) アリタ カズオミ
氏名(英語) ARITA kazuomi
所属 【教員用】 通学課程 文学部 日本文学科
職名 教授
researchmap研究者コード 1000274246
researchmap機関 佛教大学

題名

小林秀雄「無常といふ事」再論――「回想」の中の間主観性および「動じない」歴史像

単著・共著の別

単著

著者

有田 和臣

担当区分

概要

小林秀雄の「思ひ出」す歴史認識のあり方について、前稿とは別の角度からの検討を試みた。小林秀雄に多大な影響を与えたと見られるR・シュタイナーによる認識論では、「思考」の自律的作用が、当初は無秩序だった知覚映像を一つの有機的に統一された世界像に構成する際に、一定の時間経過が必要だとされている。その認識論のアウトラインが、あたかもシュタイナーの論に詳細に注釈を施したかのような観を呈する、E・フッサールの著作、とりわけ『デカルト的省察』にほぼ踏襲されている様相を検証した。さらにそれらを、昭和十年代以降の小林秀雄の歴史認識の姿勢、すなわち「己れを空しく」して「思ひ出」すことによって、「解釈を拒絶して動じない」歴史の姿をとらえようとする姿勢が踏襲しているであろう事実を、検証した。

発表雑誌等の名称

『京都語文』

出版者

佛教大学国語国文学科

第32号

開始ページ

207

終了ページ

227

発行又は発表の年月

2025/02/28

査読の有無

無し

招待の有無

無し

記述言語

日本語

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

国際・国内誌

国内誌

国際共著

国際共著していない

ISSN

13424254

eISSN

ISBN

DOI

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原著

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