環境再生から学ぶ環境共生社会の姿 ー環境学習施設のハンズオン型アプローチに関する考察ー
林隆紀
環境学習施設のハンズオン型学習が高等教育における市民力養成にどのように貢献できるかを検討した。我が国の科学技術政策が専門家と国民の関係性において、双方向・参加型への転換を明記した文脈を踏まえ、北九州市と四日市市の公的環境学習施設を比較分析し、両市の公害克服過程の違いが、二つの施設の展示設計に明確な差異を与えていることを明らかにした。またこれらの考察から高等教育の授業設計において、学習者の当事者性の喚起の仕掛けと、科学技術対話の重要性を指摘した。
佛教大学社会学部論集
佛教大学
第82号