『内申書を問う- 教育評価論からみた内申書問題』
田中耕治 西岡加名恵(編著) 次橋秀樹 奥村好美 赤沢真世 川地亜弥子 盛永俊弘 二宮衆一 細尾萌子
本書は、内申書にまつわる問題の所在を明らかにし,教育評価研究の視角から,評価制度はどうあるべきかを探究する。試験一発勝負ではない評価のメリットとは? 内申書はどのように改革すればよいのか?といった子どもや保護者,現場の教育関係者や研究者の疑問にこたえる書である。そのなかで、観点別評価(3観点)をどのように評定に結び付けるべきかの論点を整理し、地域で共通したスタンダードを作成する新しい取り組み(乙訓スタンダード)について可能性を論じた。
第5章 「評定と観点別評価──どのように成績がつけられているのか」
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有斐閣
978-4-641-17497-9