近世実測図を活用した古地図GIS解析法の構築
日本学術振興会
科学研究費助成事業
徳島大学
平井 松午溝口 常俊出田 和久南出 眞助小野寺 淳立岡 裕士礒永 和貴鳴海 邦匡田中 耕市渡辺 誠水田 義一野積 正吉渡辺 理絵塚本 章宏安里 進
基盤研究(B)
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21320158
本研究は、各地に所蔵される近世後期に作成された実測図もしくは実測図系絵図の作成法とその記載内容・精度の比較検討を行い、その上で近世実測図を用いたGIS 解析法の確立を目指したものである。その結果、徳島藩・金沢藩・鳥取藩では藩領全域をカバーする測量図がそれぞれ独自の手法によって作成されていたこと,また近世後期の城下絵図についても測量精度が向上して,これらの測量絵図が GIS 分析に適した古地図であると判断した。