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基本情報
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| 氏名 | 持留 浩二 |
| 氏名(カナ) | モチドメ コウジ |
| 氏名(英語) | MOCHIDOME Koji |
| 所属 | 【教員用】 通学課程 文学部 英米学科 |
| 職名 | 教授 |
| researchmap研究者コード | 7000005110 |
| researchmap機関 | 佛教大学 |
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本論文は、ビデオゲームを文学テキストとして捉える可能性について、『ザ・ラスト・オブ・アス』シリーズを中心に考察している。文学とゲームの最大の違いは、読者が受動的である文学に対し、ゲームではプレイヤーが主体的に物語へ関与する点にある。『ザ・ラスト・オブ・アスII』においては、プレイヤーに物語上の選択肢がほとんど与えられず、しばしば望まない行為を強制されるが、これがこのゲームの満足度を損なう要因となった。ゲームにおいては、基本的にプレイヤーは自由に行動できるという前提があるからである。ゲームにおいて、プレイヤーがキャラクターと同一化できなくなり、単なる観客へと変化する瞬間、ゲーム体験は文学的読書体験に極めて近いものとなる。『ザ・ラスト・オブ・アス』シリーズは単なる娯楽を超え、倫理や暴力、赦しといった普遍的テーマを提示しうることを示した作品であり、文学とゲームの境界を再考させるものである。